2016-05-26 Oricon

 俳優の東山紀之(49)が主演するテレビ朝日系ドラマ『刑事7人』が、7月期の“水9”枠に帰ってくる。東山のほか、北大路欣也、高嶋政宏、片岡愛之助、鈴木浩介、倉科カナ、吉田鋼太郎ら、主役級の俳優7人を集めて、昨年7月期に放送された同ドラマ。続編決定を受け、東山は「世間ではとても悲しく、ひどい事件が多発しています。そんな中で、事件に対してより高いプロ意識を持って生きる男たちを描きたい――そう考えて、スタッフの方々にお願いした結果、この第2シリーズの基軸ができました」と、さまざまな提案をした結果、キャラクター設定やストーリー展開がブラッシュアップされることになった経緯を明かした。

 昨年の『刑事7人』は、“刑事の墓場”と揶揄(やゆ)される「警視庁捜査一課12係」に集められた刑事6人と、法医学教授が、各々の得意分野を生かし、難事件を解決に導いてきた。

 今作では、東山演じる主人公・天樹悠が「機動捜査隊」に異動。12係の係長だった片桐正敏(吉田)が「刑事総務課長」に出世し、沙村康介(高嶋)が係長に昇格。山下巧(片岡)は謎の部署「未来犯罪予測センター」へ。永沢圭太(鈴木)と水田環(倉科)は12係に残留。法医学教授・堂本俊太郎(北大路)は以前にも増して司法解剖を手がけて多忙になるなど、登場人物たちの環境が変化。

 それぞれの持ち場で活躍する彼らが、警視庁最強の「別動捜査隊」として手を組み、一般的な常識や人情では計り知れない、新しいタイプの凶悪犯罪に立ち向かっていく。

 登場人物はそのままに、続編で所属部署が変わる刑事ドラマはほとんど聞いたことがないが、そこには「面白いもの作って、視聴者に楽しんでもらいたい」という東山のエンターテイナーとしての熱い思いがある。「この座組みには、類まれなる力を持った方々がそろっています。皆さんのお力を借りながら、真剣な人間同士のぶつかり合いと更なる化学反応を生み出し、数々の凶悪事件や権力に立ち向かっていく“熱さ”を表現していけたら、非常にうれしい」と期待を込める。

 今回の天樹は、初動捜査で見落とされている犯罪があることが許せないという「正義感」と、偏執的にすべての犯罪を完璧に把握したいという「病的なこだわり」から、24時間ほとんど眠らず覆面パトカーで生活し、管轄内を回っているという設定。

 「天樹は、より一匹狼的になり、事件に対してはあたかも“悪魔のようなしつこさ”が出てきます。僕自身も今年で50歳。“生ぬるくないもの”をやっていきたいという思いも強いので、そんな天樹を徹底的に演じていこうと思います」と意気込む。「自分としても納得したい」と強い眼差しで「毎回毎回、大一番だと肝に銘じながら、真剣かつ熱く撮影に臨んでいきたい」と、6月上旬のクランクインが待ち遠しい様子だ。

 東山と北大路が義理の親子という設定は変わらないが、「北大路さんとは、心の通った義理の親子という関係を根底に残しつつも、事件を解決するプロフェッショナル同士という間柄を保ちながら、向き合っていきたい」と東山。北大路も「前回と違い、非常にシリアスでハードになると聞いております。演じる我々も非常に切羽詰まり、緊迫した状況に置かれる予感でいっぱいです。そんな中で、最後まで自分自身と闘いながら、堂本を精一杯演じていきたいと思っています」と話している。 
 

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