堂本光一主演ミュージカル「Endless SHOCK」が4日東京・帝国劇場で初日を迎えた。本番を前にした会見では堂本光一のほか、新キャストとなる中山優馬、滝本美織、久野綾希子が登壇。意気込みを語った。

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―新たなSHOCKが開幕になりますけれども、がらっと感じが変わりましたね

堂本光一 そうですね。自分としては2017年10月に博多で終わったばかりですので、そんなに期間も空いていなくて。その気持ちのままやれるかなと思ったら、これだけメンバーが変わると全然違って、良い緊張感があったり、新たな気持ちで。

――ずいぶん変わるって噂が

堂本 うーん、そうでも…。

――音楽とかオープニングとか

堂本 そんな大して変わらないですかね。僕が出たりするところはほとんど変わらないです。ですが、今回から(中山)優馬になりましたので、優馬が出るところをどうしようかとなりまして、優馬にあった曲じゃない方がいいだろうな、逆に、と思いまして。それで考えさせてもらいました。非常に良いナンバーになりましたよ。うらやましいぐらい。

――自分でやりたいくらい?

堂本 はい。でも僕、そのとき着替えていますんで。

――優馬くんは?

中山優馬 もう大好きなナンバーです。

――優馬くんにあっていないと。意外性を感じました?

中山 そうですね、あんまりやったことがない曲調で、歌っていて新鮮で楽しいですね。良いナンバーをいただきました。

堂本 ストーリー的にも、自分がやりたいことはこういうことじゃないのにっていうジレンマを持ちつつのところなので、それを感じられる曲にしたくて。

――オーナーも変わりまして。

久野綾希子 はい、初めて出させていただきます。とにかく、やらないといけないことが多くて、皆さん。なので、もう一回やりたい!と思っても次にいかないといけなくて(笑)。

堂本 もう申し訳ない! いつもね、オーナーにしても、リカ役の(瀧本)美織ちゃんにしてもそうですけど、稽古の時間、少ないですよね?

瀧本美織 (笑)。

久野 もう分量が普通の作品の3本分くらいあるような。小ナンバーがすごいし、ぐじゃぐちゃ言っていられなくて。でもすっごいエンターテインメントで、出ていないときはずっと客席で見ているんですけど、めっちゃ楽しいんです。

――一緒に歌われるシーンもありますよね?

久野 はい。でも一度も完璧に歌えたことがなくて、今日の稽古でも間違えちゃって(笑)。

堂本 いえいえ、そんな。

久野 ちょっとボーっとしちゃうのかもしれない。

――光一くんが好き過ぎて?

久野 (笑)。生光一さんの隣で歌っているのが不思議な感じです。

――光一くんが1人だと思えないくらいいろいろな顔があると制作会見のときにおっしゃっていましたけど。

久野 一人でした(笑)。でもどうなっているんでしょう、この身体は。

堂本 どうなってる?

久野 吊り(ワイヤー)無しで飛んでいたり。

堂本 あ、布のフライングですね。

久野 平気でいろんなことをやっている。

堂本 いつものことなんですが、フライングは稽古場ではできないじゃないですか。久野さんにしても美織ちゃんにしても初めて参加される方は、稽古場の僕を見て、この人、すごい休んでいるけど何してるんだろう?って思われているんじゃないかと、そこが不安で。

瀧本 思ってないです(笑)。でも、ほとんど座っていて、ちょいちょいちょいって出てきてフライングしてます今~みたいな風に。

堂本 しょうがないじゃん、稽古場ではフライングできないですから。アンサンブルにしても半分くらい変わっていますから、あの座長大丈夫か?って思われていないかと。

――でも帝国劇場にきたら、すごいですよね?

瀧本 すごいです! フライングもですが、あの階段落ちも見て、上から見るんですけど私は。ちょっと行っちゃおっかな~って言いながら。

中山 ね、ね、ね、あれすごかった。ここ階段落ちですってときに、あ、もう行っちゃおっか~ゴロゴロゴローって。

堂本 もうね、足で降りるよりも落ちた方が早いんです。

――そうかもしれないですけど、見てる側はドキドキですよね。

瀧本 はい。

――美織ちゃんも初めての参加になりますが。

瀧本 皆さんと踊ったり歌ったりするのが楽しくて、実感はないんですけど、台本を見たら37曲もあるんですよ。

堂本 あ、そうなんだ。俺も把握してない。数えるの面倒くさいから。

――流れで全部入っている?

堂本 そうですね。37?

瀧本 はい、37曲です。楽しいです、とにかく。お客さんが入られたら、また空気感も違うのかなってそれも楽しみで。

――2人で歌う「ONE DAY」が楽しみでしょうがないです。

瀧本 わー、ドキドキします。

堂本 屋上のシーンですね。本当に素敵なリカを演じて下さっています。

瀧本 とんでもない。

堂本 稽古場からそうだったんですけど、本当に毒の無い人なんです、美織ちゃんって。我々が男子校みたいなノリでお下品なこととかもいろいろあったりするんですけども、全て笑顔で受け止めてくれて。ストーリーとしても、リカってこうやって生きてきたのかなってのを稽古場から実践してくれていましたね。

――ライバル役の優馬くんはどうでしたか?

堂本 優馬は稽古入る前からダンスにしても今やれることをやっていこうっていう準備をしてくれたんですね。だから稽古にスムーズに入れて。やることが多いので、いっぱいいっぱいになると言いたいことも言えなくなるじゃないですか、だけど準備をしてくれていたので、変更点とか、あそこをああいう風にしてみようかって言えて。美織ちゃんも久野さんも、新しく入ってくれた方が準備してきてくれたのは、僕としてはありがたかったですね。

――優馬くんは公園で木刀で稽古して挑んだと。

中山 は、はい…。

堂本 ただね、木刀で太刀ということで稽古をしたんだと思うんですけど、今回は、かなり短い刀に変わったんですよ。

中山 はい。ナイフのように使ってくれって。

堂本 だからね、あまり役に立たなかったんじゃないかなと。

中山 握力だけは鍛えられました。

――これまで屋良(朝幸)くんや内(博貴)くんがそれぞれの刀を使ってきましたけど、今回も変えて。

堂本 そうですね。短くしてよりスピード感をいかそうっていう狙いだったんだと思います、殺陣のスタッフさんの。

――優馬くんはこれまで見てきた”SHOCK”にいよいよ出演する、稽古を終えての今の感想は?

中山 僕としては昇りつめたなっていう気持ちではあるんですよ。何年もずっと見てきた舞台で、そこに立って、今日この日を迎えられて。俺、昇りつめたな~って。

堂本 こっからが大事だから。

中山 ですね。

――光一さんと一緒にいたら、吸収することもたくさんあるでしょ?

中山 もちろんです。稽古場でもそうですし、まだ幕は開いてないですけども、これからも。

――モノマネのレパートリーは増えましたか?

中山 それは言わないで、今は(笑)。

堂本 この雰囲気でやるのはね。

――SHOCKバージョンがあるかなって。

中山 それは余裕が出てきたら。それよりも今は勉強することがたくさんあるので。

――3/6(火)には1600回を迎えますので。

堂本 あ、そうだった。いつもね、回数は気にしていないので。そんなに大きくは変更はしていないのですが、先ほども言いましたけど、新しい風が入って、自分も新鮮な気持ちでやれているので、そういった意味では楽しみではありますね。

――光一さんが劇中で「シェイクスピアをやろうと思う」っていうセリフが。本当にやりますよね?

堂本 そうです、やりますね。

――7月終わりから。

堂本 まだ台本も上がっていないですし、ジョン(ケアード)の頭の中に全てが詰まっていると思うので、自分としても新たなチャレンジができるのはすごく楽しみですね。でもとにかく今は、ここ(SHOCK)に集中して。

――SHOCKは続けてくれるんですよね?

堂本 それはもちろん。もちろんというか、僕の気持ちだけで決められるものではないですし、またやってくれるんですよね?って言ってもらえるように、今回もしていかないと。

――きょうは節分ですが、どんな鬼をはらって、どんな福を招き入れたい?

堂本 鬼か…。

中山 この囲みには、ふぉ~ゆ~がどっかに追い出された形にはなってますけどね。制作発表のときはおったのに。

堂本 きょうはちゃんとやろうって話になったんじゃ? 彼らがいると僕も安心しますけどね。帝国劇場はずっとやらせてもらっていて、すごく神聖な場所。諸先輩方が立ってきたすごく神聖な場所っていう認識でいるので、鬼は感じないです。

――じゃあ、福は?

堂本 福はいっぱいいると思います。SHOCKをやり始めたころは、時間がなくて、稽古も泊まり込みでやっていたことがあるんです。そういうときとか、座敷童がよく走っているよって聞きました。でね、僕が楽屋で寝ていたら、朝の9時くらいですかね、ガチャってドアが開いたんです。現在は犬を飼っているので服を着て寝ているんですけど、当時は裸で寝ていて…。掛け布団を抱くような感じで、お尻が全部出ている状態で寝ていたら、ドアが開いて、座敷童かなって思ったら、お掃除のおばちゃんがヒャーッて。僕も眠かったんで、何も反応しませんでしたけど。

――それ、SHOCKのシーンと似ていますね。

堂本 ある意味ではね、そうですね。

――福はここにあると。

堂本 福だらけですね。これだけ長くできていますし。これからも感謝を持って立たせていただきたいです。

――守られているような感じですか?

堂本 すごくあります。役者さんっていろんなタイプの方がいて、久野さんは終わったらすぐ帰るタイプですか?

久野 そうですね、逃げ足は速いです。

堂本 なるほど(笑)。俺、ダラダラしちゃうんです。

――何をしてるんですか?

堂本 あんなことやこんなことです。いやまあ、終わった後に気になったところを考えたりとか。でも居心地が良くて、すぐには帰れないんです。長い公演なので優馬もないでしょ、2カ月って?

中山 初めてです。

堂本 楽屋に座っていて、机に飲み物を置いてあるけど、この飲み物を取るのが面倒くさいなって思い始めるから。

中山 身体が疲れすぎて?

堂本 そう。ちょっとのことが動かない、身体。そういうのを感じるときがくると思います。で、そんな優馬を見ながら俺はイエイイェーイってやってるから。

――屋良くんから聞いてました?

中山 聞いてました。屋良くんもキツイって言ってましたし、その話を光一くんに言っても、ニヤニヤしているだけで。

堂本 このしんどさを知っている人が増えてくれるっていうのは、共有できるのがうれしい。

――優馬くんも公演終わりにゆっくり、座長に付き合って。

中山 そうですね、僕も結構早く帰るタイプなんで。

――光一くんの体重、現時点のを聞いてもいいですか?

堂本 博多から間もないので、たぶん56kgぐらい。あんまり復帰してないです。

――では意気込みを最後に。

堂本 2018年も、ここ帝国劇場でSHOCKをやらせていただきます。自分としても新しい気持ちで、新しい出演者の皆さんと共に、2カ月間このステージで生きて、皆さんに楽しんでもらえるような舞台をお届けできたらと思っておりますので、劇場に来られる方は、ぜひ楽しみにされてきてください。

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