獨賣新聞 POP STYLE BLOG 2018年6月1日

5月31日、行って来ました!ミュージカル「ナイツ・テイルー騎士物語ー」会見。多くの演劇ファンの度肝を抜いた夢の共演、間違いなく今年のエンターテインメント界でも屈指の話題作なるこの公演の制作発表となれば、誰しもが足を運びたくなるはず。思えば4月に井上芳雄さんの記事に絡めて、泣き言のような懇願ツイートをしたところ、多くの方々の応援をいただきました。何と、昨年のSHOCK展を通じてフォロワーさんになってくれた方々ではないですか!その力強い声に後押しされ、会見場に行くことができました。

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堂本光一さんと井上芳雄さんの、この笑顔。とても楽しそうでいい雰囲気だなあと思いますよね。ところが、途中まではこんな感じではなかったのです。豪華なキャスト、一流のスタッフが顔をそろえた会見は、まず東宝の演劇担当役員の方のあいさつから始まり、脚本・演出のジョン・ケアードさん、振り付けのデヴィッド・パーソンズさんの所信表明演説的なお話が続きます。これだけで、どれほどすごい作品が始まるのかという期待が高まるとともに、会場には重厚感に包まれていくのです。お二人とも舞台・演劇界の世界的な巨匠ですから!

ジョン・ケアードさんは、「この二人が一緒に仕事をしたいという事実に驚いた」「まったく違う背景を持つ二人。緊張感が生まれて面白い」「だが、男性役者二人が同等の作品は実は難しい、驚くことに少ない」と、語ります。同時通訳するのは隣に座り、日本語脚本・歌詞を手がける今井麻緒子さん。絶品な同時通訳ぶりなのですが、もう休む暇なくジョンのあふれる意欲や知識が耳に飛び込んできます。もちろん、ジョンの話は「男性の競演作は少ないから『ロミオとロミオ』をやるしかない」なんて、時折ジョークを交えながら飽きさせないなのですが、原作について、シェークスピア、ジョン・フレッチャー、チョーサー、ボッカチオなど、今作の原作となった古典の巨匠たちの名前も次々飛び出すものですから、いやおうなく凄みがましてくるというものです。

その流れの中でマイクがようやく回ってきた光一さん(会見はすでに20分経過!)。「ちょっと空気を壊そうと思いますけど・・・やーばいでしょ! この時点で『国どこだっけ?』って感じになってますけど」。さすが!空気を読みながら空気を痛快にぶっ壊しちゃったんです。もちろん「芳雄くんと何か一緒にできるといいよねと話してはいたけど、まだ信じられない」「正直、自分がここに飛び込んでしまったことを、大変なことだな。できれば客として見たい」「恐れ多くて、怖い」などと、今作に対する正直で真摯な思いも明かしてくれます。と語りつつも、「ほかに素敵な仕事があるということで、芳雄くんはまだ稽古に参加してない(NYでトニー賞のリポートだったそうです!)」「ポスターのように、ステージ上で脱ぐ姿があるのかどうか、あるなら芳雄くんは降りるとおっしゃってますが」などと、笑わせてもくれます。

と、こんなふうに会見の話を詳しく聞いているけど、ポップスタイルは二人の特集をするのか? 二人の単独インタビューを敢行したのか? という疑問が読んでいる皆さんの頭には浮かぶと思いますが、まあそれは今後のお楽しみ、ということで。ポップスタイルは1週間前告知が原則なので。とりあえず、来週6月6日、600回記念の日は、ジャニーズの6人組「King & Prince」が登場します!としか言えないのでご勘弁ください。

今日のところはまず、読売新聞に朝刊に掲載された「ナイツ・テイル」の全面広告をお手に取っていただければと思います。そして、いま帝劇など日比谷周辺では号外配布が始まったばかりのようです(今日の午前9時から=無くなり次第終了=行っているそうです)。こちらに関しては我々ポップスタイルが直接絡んでいるわけではないですが、この夢舞台の成功のためにみんなで盛り上げていきたいですね。(既にツイッターで、号外の地方発送はないのでしょうかというお問い合わせをいただいております。ポップスタイルは責任を持ってお答えはできないのですが、日比谷周辺で配るということだけしか聞いてませんので、おそらくその限りだと思います。申し訳ありません)。

謝ってばかりも何なので、ちょっとここでおそらくどのメディアも書いていないような、とっておきの情報を。この光一さんの少し伸びた髪、気になっている方もいるでしょう。聞いてみました。

「その髪は役のために伸ばしているのですか?」

「そうなんです。伸ばして、後ろで結べるぐらいまでには」

お答え、いただきました!

時期が来たら、改めてしっかりお知らせしますので、もうしばらくお待ちください。

 

ナイツ・テイル 堂本光一、井上芳雄が初共演 7月帝劇で

毎日新聞 2018年6月1日

堂本光一と井上芳雄が初共演し、英国の名演出家、ジョン・ケアードが脚本・演出を担当するミュージカル「ナイツ・テイル-騎士物語-」が7月27日~8月29日に、東京・帝国劇場で上演される。

 シェークスピア最後の作品「二人の貴公子」(ジョン・フレッチャー共作)の翻案物で世界初演。振り付けはデヴィッド・パーソンズ。

 堂本のアーサイトと井上のパラモンは従兄弟同士の騎士。親友でライバルだが、ひとりの女性を恋してしまう。

 ケアードはロイヤル・シェイクスピア・カンパニーなどで多くのシェークスピア作品を演出してきた。「原作は非常に上演するのが難しい作品だが、中に三つのラブストーリーが含まれているので、それを広げ、21世紀の今にあてはまるように書き換えました。ダンスミュージカルになります」。日本初演のミュージカルを手掛けるのは初めてだ。

 堂本は「芳雄君と『何か一緒にできたらいいよね』と言っていたのが現実になりました。大変なことで、できれば観客として客席でみたいです。素晴らしい方たちと共演でき、うれしさと共に恐れ多さを感じています」と話した。「SHOCK」の初演以来、17年8カ月ぶりの新作ミュージカル出演となる。

 また井上は「ジョンからアーサイトとパラモンはお互いにうらやみ、そうなりたいと思っているから、親しくもするし、いがみ合いもするのだと説明されました。光一君のことを、『いいな、すごいな』と思っていたのでうれしいです」と思いを語った。

 9月18日~10月15日が大阪・梅田芸術劇場メインホール。【小玉祥子】

 

【ナイツ・テイル号外より抜粋】


「(まだ数日の稽古ですが)(2人の共演が)少しずつ形になっていくのが、まだ信じられないような感じ」と堂本。

光一「遠い存在だったシェイクスピアを、ジョンが少しずつ説明して、そこに存在するように感じさせてくれる。シェイクスピアが完璧に書ききれなかったものを、ジョンが完成させてくれるような感じです。また非常に難解な曲が多いのですが、ゴールに向けて少しずつみんなで作り上げていくのが楽しい」

一方の井上も、「光一君は、これまで通り『SHOCK』を続けるだけでもすごいのに、どうなるかわからない新しい世界に踏み出してくれたのがすごいなあと思う。その心意気を尊敬します。でもそうじゃなければ面白くないし生きる意味もない。光一君が踏み出して良かったと思えるように僕も頑張りたい」


 

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