堂本光一が告白 「計算のない」自分らしさとは

オリスタ 9月3日(金)2時11分配信 

 KinKi Kidsの堂本光一が、前作『mirror』から約4年ぶりとなるソロアルバム『BPM』を発表。座長舞台『Endless SHOCK』の公演を行いながら、ほとんどの作曲を手掛けた光一。多忙だからこそ今作に込められたという、計算のない"光一らしさ"とは……。

■「時間のなさをプラスに捉えれば、より自分らしさが出たものになるんじゃないかなって」

-- ソロとしては2枚目のアルバム『BPM』は、前作『mirror』から4年ぶりのアルバムとなります。どんな作品にしたいと考えてました?
光一 『mirror』っていうタイトルには、「いま、現在の自分を映し出すもの」っていうコンセプトがあったんですけど、『BPM』にも、ある意味、同じコンセプトがあって。"BPM"っていうのは、音楽ではよく使われる言葉で、曲のテンポとか速さを表す言葉なんだけど、まぁ、今回は、自分の中から出てくるいろんなテンポを表現できればいいなと思ったんです。

-- 何か前作との違いを感じました?
光一 『mirror』よりも、もっと何も考えずに作れたかな。『mirror』のときは、アルバム全体のバランスを考えて、こういう曲を作ろうとか、ああいう曲があった方がいいだろうって、ある意味、計算を立てて作ってたけど、『BPM』は何も計算せずに、できるだけ考えないで、その時に出てきたものを形にしていった感じです。

-- あえて頭で考えて作らないようにしてた?
光一 実際問題として、計算立てる時間がなかったっていうのもあるんだけど(笑)、時間のなさをプラスに捉えれば、より自分らしさが出たものになるんじゃないかなって思ってましたね。

-- その"自分らしさ"とは?
光一 それは、まぁ、言葉にしづらいよね(笑)。1曲目の『Bad Desire』が光一っぽいっていう人もいれば、4曲目の『暁』が光一っぽいって人もいると思うんですよ。いろんな聴き方をする人がいると思うし、それは別に自由でいい。でも今年の"SHOCK"で歌った『SOLITARY』と米寿司の『No more』(ver.DKを通常盤に収録)以外は、全部自分で作曲したアルバムだから、言ってみれば、自分であることは間違いない。その中で、みんながそれぞれに"光一らしさ"を感じてくれればいいかなって思います。

■「すべてにおいてミスマッチにしたかったんです」

-- では、作曲過程についてお伺いします。本作はビートが刺激的なダンスチューン『Bad Desire』で幕を開けますが、どんなところから作ったんですか?
光一 パソコンでリズムトラックのサンプリングをいっぱい聴いてる中で受けたフィーリングから生まれた曲ですね。メロディを考えようっていうことよりも、アグレッシブなテンポのものを作ろうと思ってて。ビートの雰囲気だけを重視したっていう意味では、『BPM』っていうタイトルにふさわしい曲だし、2曲目の『IN & OUT』も気持ち的には全く同じですね。アグレッシブでアップテンポの曲を作ろうって思ってました。それ以上は特に言うことありません!

-- (笑)。2ndシングル『妖 ?あやかし?』と続く『暁』には、光一さんらしい和のムードが入ってますね。
光一 和の要素がなんとなく定着してるので、ま、そういう曲も作っとこうかっていう。ただ、和の要素が入った曲はメロディをそうとう重視するので、意外と悩むんです。ヘタすると、演歌っぽくなっちゃうんで(笑)、そうならないラインを見つけ出すのに、いつも苦労してて。とにかく、すべてにおいてミスマッチにしたかったんです。完成形を聴いてしまうと、こういうものかって捉えてしまうかもしれないけど、分解していくと、歌詞は和の言葉を使いながらも、英語を多用してて。リズムはR&Bなんだけど、和の歌詞にR&Bを組み込むこともミスマッチだし、そこにオーケストラを組み込むこともミスマッチ。それをうまく融合したものにしたかったんです。

-- そして、9/11からは次のツアーも始まりますが、どんな内容になりそうですか?

光一 どうかなぁ? まだ、わからないけど、リハの時間もあまりないので、俺は踊らずに歌ってるだけになるかもしれない。

-- そういう曲もありますか?
光一 いや、全体を通してそうなるかもしれない(笑)。

-- いやいや(笑)、アルバムを聴きながら、光一さんはどんな風に踊るのかなって想像してるんですから。
光一 だって、ホントに時間がないんだもん(笑)。だから、周りに頑張って踊ってもらって、俺は歌ってるだけにならざるをえない状況になるかもしれないですけど、まぁ、お楽しみに、ですね。

 時間のない状況をプラスに変え、ソロならではの「自分らしさ」を表現した光一堂本。光一の新しい一面が詰まったニューアルバムをぜひチェックしたい。なお、当インタビューはエンタテインメント週刊誌オリ★スタ9/16号(9月10日発売)に掲載されています。
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