FROM  2010年1月20日  読売新聞

東山紀之主演のミュージカル「カーテンズ」が、来月6日から24日まで、有楽町の東京国際フォーラムで上演される。舞台上で起きる殺人事件を、推理劇仕立てでコミカルに描く。(多葉田聡)

来月6日から

 米国のブロードウェー進出を目指すミュージカルの地方公演中に、事件が発生。捜査を始めた刑事(東山)は、芝居好きの知識を生かして演出にも口を出す。

 舞台作りの裏側を描くバックステージ物に、謎解きや刑事と女優の恋を巧みに絡ませ、2007年の米トニー賞で8部門にノミネートされ、最優秀主演男優賞に輝いた。

 米国版を見た東山は、「事件、舞台、恋、すべてを解決に導き、きれいにオチをつけて終わる。よくできていますね。最近は日本の作品もすごいと思うが、ブロードウェーの底力を感じた」と話す。

 米国版の主人公は老けた男やもめで、いかにも女性にもてない印象だったという。40歳代を迎えても若々しいヒガシの役作りは、若干異なる。「犯罪ばかり追いかけ、女性と出会う暇がないというイメージで演じたい」と話す。

 錦織一清、植草克秀との少年隊で20年以上続けてきたミュージカル「PLAYZONE」を、08年を最後に後輩たちへバトンタッチ。舞台に取り組む考え方も変わってきたという。

 「オリジナル作品を作ることも大事だが、これからの自分を作るうえで、違う発想や考えの方に自分を料理していただきたい」

 同年の「さらば、わが愛 覇王別姫」では京劇の女形に挑み、蜷川幸雄の演出を受けた。今回も米国の演出家、ビル・バーンズとコンビを組む。

 「海外も含め、名のある方とやってみたい。『こんな事を考えるんだ』という驚きに、僕は新鮮さを感じる。要求に応えるのは大変だが、びっくりマークが多いほど楽しい」

 錦織は舞台演出にも挑戦しているが、「自分は作り手にはならない。表現者として生きていく」と東山。「それぞれが外へ修業に出ることが大切。持ち味を磨いて戻ってくれば、より喜んでいただけるのでは」

 「ロミオとジュリエット」などに出演した実績から、シェークスピア劇にも意欲を燃やす。

 「役者としての勝負は舞台に立った時、という部分が大きい。大変なのは間違いないが続けていきたい」

 大和悠河、鳳蘭、マルシアらが共演。

arrow
arrow
    全站熱搜

    Massy 發表在 痞客邦 留言(0) 人氣()