場所:'07年7月24日(火) ザ・プリンス パークタワー東京
出席:堂本光一、中丸雄一、加藤夏希、山下真司、阿久津賀紀、
   堤幸彦(監督)、藤本一彦(プロデューサー)

スタッフ・出演者からあいさつ

堂本:お忙しい中、お祭り…じゃなくって(笑)、お集まりいただきましてありがとうございます。
今回この「スシ王子!」の話を、最初に監督とさせていただいたのはもう1年半前ぐらいになるんでしょうか。それぐらいの時にお話をいただいて、監督と久しぶりに会うことができまして、過去2作品ぐらい一緒にやらせていただいておりますが、いまの形とは違う台本だったんですけれど、台本を拝見したところ、これを堤監督が撮るなら面白くならないわけがないと自分も思いました。皆さんも先ほど1話を見ていただいたと思いますが、パンチ(パーマ)だろうとなんだろうと、自分は全然やりますし。もし、パンチが最終話まで続くのであれば、実際にパンチにしてもよかったなという思うぐらいの気持ちです。いや、本当ですよ?(会場笑) でも司という役は非常にストレートで、ちょっと気合いを入れると(髪型が)すぐストレートに戻ってしまうというような、あり得ないような内容のエンターテインメントなので、楽しいドラマを皆さんにもご覧になっていただきたいなと思っております。(会場拍手) 

司会:最後までお待たせして申し訳ありません。宮古島のティダ寿司の主人にして、自然流琉球唐手の免許皆伝。司を各地への寿司修行へと導く、奥平海月(くらげ)役、山下真司さん、よろしくお願いいたします。

山下:どうも皆さん、お暑い中ありがとうございます。
あまり愚痴を言ってもしょうがないんですけど、今回の撮影は、私、芸能界28年いますが一番大変な撮影でした。作品は面白かったんですけど、スケジュールが厳しくて。初日は朝8時に始まって終わったのが翌朝の6時でした。「24時間働けますか?」というコマーシャルが頭の中を何回も巡り、その次の日も朝5時まで働きました。(会場笑) こんな過酷なスケジュールで、ほかの役者さんたちも愚痴をこぼしていました、裏で。「何を考えているんだ、殺すんじゃないか!」と(笑)。
そんな中、堂本光一くんだけが、寡黙に、クールに、頑張っていました。集中力も途切れさすことなく。我々、中丸と加藤の3人はくだらないジョークを夜中の2時、3時に連発して…。

中丸:ええっ、僕は言ってないですよ!

山下:いいよ、お前は変なとこにつっこまなくて。(会場笑)
まぁ、彼も面白くて。僕らは天然ですけれども、光一くんだけはクールでかっこよくて。監督に言ったんです「いやぁ、光一かっこいいですねぇ」って。そうしたら監督も「彼は集中力もあるし、非常にストイックな男ですよ」って。それで「監督、僕はどうですかね?」って自分のことを聞いてみたら、「あなたは図体がでかいだけの食いしん坊ですから」って言われてね。(会場笑) そんな言い方されて…もう一生面倒見てくださいよ、ほんとに(笑)。監督とは何作かご一緒してるんですけど、今回が本当に一番きつかったですよ。

堤:ほんとですか?

山下:きつかったですよ。きょうも映画の撮影で朝の3時、4時という予定なんです。で、監督に「なんで監督だけ元気なんですか?」って聞いたら、「僕はサメなんです。泳いでなきゃ死んじゃうんです」とか、なんかかっこいいこと言ってたんですけど。光一と堤監督のタッグは出演しない方がいいと思います。殺されます(笑)。

堤:そろそろ止めた方がいいですよ(笑)。

司会:まだ大丈夫です(笑)。

山下: そうだ、光一くん、養子縁組しよう! そうしたら僕が働かなくて遊んで暮らすから。だって稼ぐもんこいつ。(会場笑) めちゃめちゃ働きますからね、皆さん。ほんとにかっこいいやつです。「スシ王子!」よろしくお願いします。(会場拍手)

「スシ王子!」というタイトルをどう思った? またパンチパーマの感想は? 

堂本:どう思われましたか? 逆に。

記者:えっ。思ったよりというか…意外と…じゃなくて(笑)、想像以上にステキでした!(会場笑)

堂本:ステキっていう言葉はズルイですよね(笑)。
このタイトルを聞いたとき、果たしてそれでいいのだろうかと。まあ自分自身も、自分で言うのもなんですけど王子と呼ばれ(笑)、でも間違っちゃいけないのは、誰も自ら王子と言っているのではなく、きっとハンカチ王子とかハニカミ王子とか、ポッチャリ王子、皆さん自分で言ってないと思うんですよ。まあ唯一僕だけは、自分で言っていることもたまにあるんですけども(笑)、このタイトルでいいのか、と正直思いました。でも本当に周りの人からは、いままでないくらいすぐに覚えていただけているようで、インパクトが強い分、いろんな人に「『スシ王子!』やるんでしょ?」っていうふうにおっしゃっていただけて。そういうのを耳にしたんで、やっぱりインパクトがあるタイトルなんだなぁと思って。ある意味、そのへんは堤監督が思い浮かべる独創的な発想には信頼を置いていますし、これだけインパクトが与えられたということでよかったなと僕は思いますね。

パンチパーマに関しては、もっとヤバイかなぁと自分自身も思っていたんですけど。きっとヤバイって思っている人もいるでしょうけど、一応、カメラにおさめておきました、思い出として。(会場笑) 本当に内輪だけの知り合いには携帯で写真を撮って送ったところ、「君に何が起きたんだ!?」という返事も返ってきましたし。そういった意味でもタイトルも、内容も、インパクトある作品になっているんじゃないかと思っております。 

堤監督にお伺いしたいんですけれども、今回光一くんとのタッグ3作目ということで、光一くんの魅力について語っていただければと思うんですけど。

堤:まず見た通りかっこいいです。これはもう、どうしようもないんです。かっこいいです(笑)。
仕事をしてみて、前やらせていただいた仕事は、クールだったりおとなしかったり内なるものを秘めているような役が多かったんです。今回の役は非常にストレートで、寿司職人ということと、自然流の、琉球唐手の継承者というふたつの面を併せ持ち、なおかつ宮古島という自然に恵まれた楽園出身者ということで、いろんな事を要素として持っているので、ちょっといろいろと大変かと思うんですけども、この人は、魅力というのもなんなんですけど、とにかくめちゃくちゃ真面目な人でございまして。今回は非常にアクションシーンが多いんですけど、99パーセント代役なし。どんな高いところでも「やめろ」って言っているのに「いや、全然大丈夫です。飛びますよ」とか、危険なところでのアクションでも「大丈夫です、やりますから」って。あと、思いっきり殴られなきゃいけないので、しかも後ろ姿だから、殴られるのはプロの人がいいんじゃないって言ってるのに「大丈夫っす、僕やります」って。どこまでいっても自分でやるという。僕は身体能力という意味でいうと、日本の俳優さんの中でも相当トップクラスじゃないかって。体が動き、なおかつきれいでアクションが相当すごい。それから、寿司を握るっていうことに関しても、どれくらい練習しましたかね。何回もだよね?

堂本:そうですねえ。まあ、寿司屋にちゃんと行ったのは2日間だけですけどね。あとはその都度現場でやりましたね。

堤:ずーっと練習してましたもんね! 撮影時は全身、酢臭くなっていましてですね(会場笑)、ちょっと大変だったと思うんですけど、その成果もドラマで出ていると思うし、とにかくストイックで真面目ということが、最大の魅力だと思います。 

宮古島の印象や、エピソードなどありましたら 

加藤:時期も時期だったんですが、非常に天候にも恵まれ、撮影はずっと太陽カ
ンカン照りの中でうまくいけたんですが、最終日に私はお休みをいただいたんで
すよ。その日はようやく海で遊べる、泳げると思ったら、大雨で風もひどくて。
でも、宮古島といえば青い珊瑚礁(さんごしょう)を見に行こうと思って、一緒
に出演した袴田(吉彦)さんや他の出演者の方を誘ったんですが…。

堂本:僕は誘われなかったです…。(会場笑)

堂本さんは宮古島での撮影のエピソードなどはありますか?

堂本:そうですね、加藤に誘われなかったっていう。(会場笑)
自分も最後の日は帰るだけだったので、監督と一緒に、宮古島の…なんていうんでしょうか、とりあえず“どこでもとにかく行ってみようツアー”っていうのをしまして。監督の知っている貝宝館を訪れまして、行けども行けども貝なんですよね。これ見て楽しいんかなって思いつつ、そんな自分が楽しい(笑)。 

堤:お土産買ってたじゃん。

堂本:(堂本)剛にお土産を買って帰りましたけどね。いろんなところを回りまして、非常にステキな、素晴らしい場所だなと思いました。まあ、撮影している時にもそれは感じたんですけど、ちゃんと宮古島で育った人間を演じるわけですから、こういったすてきな環境で育った米寿司はとてもピュアなんだろうなという印象になりましたし。撮影自体も、先ほど山下さんもおっしゃっていましたけど、非常に時間的には厳しいスケジュールではございましたが、でもその環境のいい中で撮影ができたということが自分にとっても素晴らしい時間になりました。宮古島はすてきなところだなというのが印象です。

 

arrow
arrow
    全站熱搜

    Massy 發表在 痞客邦 留言(0) 人氣()