補1/31日本報紙[讀賣新聞]的評論原文

多彩なショー 止まらぬ進化

 2か月分の公演チケットは即日完売。絶大な人気を誇る、堂本光一主演、ジャニー喜多川演出のミュ
ージカルだ。2000年の初演当時は派手なショーという印象を強く持ったが、2年前の大幅な作り直
しを経て、さらなる進化を遂げた。

 登場するのは、コウイチ(堂本)率いるエンターテイナー一座。米ブロードウェーへの進出を巡って
人間関係が揺れる。ナンバー2の地位に不満なトウマ(生田斗真)、父の建てた劇場から離れたくない
アキヤマ(秋山純)――。常に走り続けようとするコウイチとメンバーたちとの間に、摩擦が生じてい
た。

 進化が感じられたのは作品の構成だ。劇中劇として演じられるショーに、登場人物それぞれの感情が
鮮やかに重なる。例えばコウイチとトウマの対立が頂点に達した時、殺陣の場面が登場する。二人は相
手を傷つけかねない勢いで刀を振り下ろし、最後にコウイチは22段もの階段を転落する。

 ショーのレベルも向上した。名手・石川直と一歩も引かないドラム対決、あらゆる種類のタップダン
ス、シェークスピア劇の名場面集と、休まずに見せる。名物のフライングも高度化し、終盤の堂本は4
本のはしごに次々と飛び移った後、2階席に華麗な着地を決めた。これだけ多くの危険度の高いパフォ
ーマンスを、「すごい」とうならせるレベルで表現するのには、相当の練習を積んだはず。その上、8
1回も続く公演で集中力を維持する精神力は並大抵ではない。

 「ショー・マスト・ゴー・オン!(ショーは止められない)」というコウイチの口癖は、厳しい舞台
を続ける自分自身と役者たちを鼓舞しているものに違いない。(祐成秀樹)

 ――2月28日まで、日比谷・帝国劇場。

(2007年1月31日  読売新聞)

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