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食べ物への敬意込めたい

東山 紀之さん


ヒガシが大食い!?

 ジムでの筋肉トレーニングを欠かさず、60キロのスマートな体形を維持する彼が、「とりあえずラーメン10人前」を食べてから、仕事を始める探偵を演じるというのだからおかしい。

 ただの大食漢ではない。食べれば食べるほど、推理力や洞察力が増し、難事件を解決していく。ちなみにドラマでは、殺人現場の証拠物件であるすしを食べるシーンまで登場するが、「推理のためなら何でも食べます」と涼しい顔だ。

 実際、世界中の様々な場所を訪れ、精力的に食べ回ってきた。「高級食材からゲテものまで、ほぼ食べ尽くしました」と豪語する。そんな食通が、最も好きなのは、「ご飯、みそ汁におかずは数品」というシンプルな和食。飽きずに食べられるからだという。

 「飽きないってことほど難しいものはない。演技も同じだと思います。普通のことを普通に演じる難しさに今、すごく魅せられています」

 劇中では、「たくさん食べても、ガツガツした感じにはしたくない」と言う。命あるものを食べなければ人間は生きられない。だからこそ「食べ物への敬意を込めた演技を目指す」と意気込んでいる。

文・市原尚士

「食」を充実させるために仕事 動物に例えれば「犬」

 Q 最近、おいしかった食べ物は何ですか?(東京都世田谷区 わっこ)

 A スッポン鍋を先日、食べたばかり。「衣食住」、特に食を充実させるために仕事をしているようなところがありますね。

 Q 愛読書は?

 A 伊集院静先生が大好きです。あれだけ、文章に香りを感じさせる作家は、なかなかいないのでは。今は先生の旧作「白秋」を読んでいます。

 Q 非常におしゃれですが、着こなしのコツと服で好きな色は?

 A どんな人と会うのか、時間や場所などをわきまえ、臨機応変に着こなしを変えるのが重要です。色は黒が好きです。

 Q 自分を動物に例えると何?

 A ずばり犬でしょう。シバ犬やコリーに似ていると思います。人からもよく「犬に似ている」と言われます。

喰いタン(日本テレビ系 14日から土曜後9.00)
 あらゆる食材を食べ尽くした末に、難事件を解決する食いしん坊探偵・聖也(東山紀之)が登場する異色の推理ドラマ。事務所の仲間、涼介(森田剛)らのサポートを受け、聖也は多彩なグルメ知識を駆使しつつ、鮮やかな推理で事件の真相を究明する。

プロフィール
ひがしやま・のりゆき
 1966年9月30日、神奈川県生まれ。中学生の時、ジャニーズ事務所にスカウトされ、82年に錦織一清、植草克秀と少年隊を結成。以降、舞台、映画、ドラマなどで幅広く活動する。昨年、ホノルルトライアスロンに出場し、見事完走した肉体派でもある。

(2006年1月13日  読売新聞)

Yomiuri Online(讀賣新聞):
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/zipzap/interview/20060113et08.htm

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