內容不多,照片也只有兩張。

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一番多く立たせていただいている劇場だからか、帝劇にいるとすごく落ち着くんです。とはいえ、初めて座長を務めた『MILLENNIUM SHOCK』(2000年)の時は不安だらけでした。一度も通し稽古ができず、本当に幕が開くのかどうか分からない状況の中、共演の、舞台人として大先輩の東山紀之さんが「今の僕たちの力を出し切ろう」とおっしゃって。その言葉を胸に、いざ舞台に立ってみたら、最後までやり通すことができた。あの時、帝劇には舞台の神様がいるように感じましたね。以来、怪我をしても、どんな時も公演をやり遂げることができだのは、やはり帝劇が支えてくれているからなのかもしれません。それはもちろん、スタッフの方たちのおかげでもあります。フライングや仕掛けが満載の『SHOCK』は、一秒でも転換や動作のタイミングがずれると事故につながりかねないのですが、役者には一切苦労をみせず、本番では完璧に決めてくれる。どんな無理難題も、寝る間を惜しんで実現させようとしてくださる。そのプロ根性が本当にすごいし、懐の大きいスタッフの方たちを仕事をしていると、自分も全力を尽くさなければという意識がどんどん高まっていくんです、究極もプロフェッショナルであるスタッフの方たちとともに、舞台袖の広さや奈落の深さなど、最近の劇場にはない魅力を持った空間を生かして、最高のエンターテインメントを創りたい。その想いで進化させてきた『SHOCK』は、とあるカンパニーのバックステージを描いたドラマです。“Show Must Go On!”をテーマにしたこの作品を演じるたびに、舞台人として、そして人間として、どうあるべきかを自問自答させられる。この10年間、芝居とショー(=劇中劇)を重ね合わせることで、“リアルな人間”が見えるようにするために、毎年、繰り返し手を加えてきました。でも作品の芯はずっと変わりません。それは帝劇も同じだと思います。新しい取り組みをしつつ、守るべきとことはしっかり守ってきたからこそ、今があるのではないかと。肉体的には大変な作品ではありますが、心から信頼できるカンパニーと、あの舞台に立った時の喜びと充実感が全てを凌駕してくれる。僕にとって帝劇は、やはり特別な場所なんです。

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