「ついにこの日がやってきました。3月11日の震災で、僕らも時間が止まったままでした」。昨年の震災が発生したのは、くしくも通算800回目の公演の幕あい。その後の28公演を中止した。今回リハーサルで音楽をかけても体が動かなかったという。「こうして博多座という素晴らしい劇場で、『SHOCK』の時間がここから動きだすことができて、嬉しく思っています」。開演前の公開舞台稽古を終えた光一は、息を弾ませながら喜びを語った。

 大掛かりな舞台装置を駆使するSHOCKは、00年の初演以来、帝劇だけで上演されてきた。博多座は4年ほど前からラブコールを送り続け、13年目で初の地方公演が決定。昨年8月には約5000万円かけて天井に12カ所の穴を開け、フライング用の装置を取り付ける大改修を行った。「また穴あけちゃいました」。天井は帝劇より1m高く「フライングのワイヤが(70cmほど)長いので、勢いがすごい。大きく回れる」。客席と舞台が近いこともあり、帝劇を超えるほどの迫力が備わった。

 当初は博多祇園の山笠を取り入れるプランもあったが、製作の東宝関係者によると「スタンダードとしてどこでも回れるよう、方針を変えた」。階段落ちをする22段で高さ8mの階段など、11tトラック25台分ものセットや装置を帝劇から運び、SHOCKの世界観を忠実に構築していった。

 さらに第二幕には、故マイケル・ジャクソンさんの振付師、トラビス・ペインさん(40)が振り付けしたダンスを追加した。スイングジャズ風の新曲「Higher」に乗せて情感豊かなダンスを披露した光一は、「エネルギーに満ちあふれたシーンにしたかった。エネルギーを放出する気持ちが、すごく体力を使います」と充実した表情を見せた。

 新たにカンパニーに加わった女優神田沙也加(25)についても「美しい声と、ステージに立ったときの華を持っている」と絶賛。

 偉大な先輩からのエールも力に変えた。年明けに関係者を通じて女優・森光子(91)の近影を見せてもらった。「笑顔の写真で、お元気そうで安心しました。以前、森さんから『芸能の仕事は世の中が幸せな時じゃないとできないのよ』と言われたことを思い出しました。当時はピンと来なかったけど、震災を経験してやっと分かった」と、森の思いも乗せ、演じ抜いた。また先輩である「東山(紀之)さんからもらった『福岡の美味しい店リスト』を参考に、福岡を満喫したい」と嬉しそうだった。

 1月は博多座、2~4月は帝劇と4カ月連続で計139公演という異例のロングラン。光一は「未知の世界」と言いつつも「4月まで、と聞いていろんな期待が込められているんだなと感じた。(中止になった)1カ月を取り戻す気持ちもあるし、震災の後、エンターテインメントがどう存在するべきかいろいろ考えた。体力は後回しで期待に応えたいと思った」と気概を示した。

 

堂本光一 震災以来の帝劇 91歳森光子の“応援写真”届いた 

Sponichi  2012年2月8日

 KinKi Kidsの堂本光一(33)が主演するミュージカル「Endless SHOCK」が7日、東京・丸の内の帝国劇場で開幕した。

 同所での上演は震災の影響で中止された昨年3月11日以来。1月には福岡で初の地方巡演を行ったが「帝劇で生まれた舞台。いろんなことを考えました」とあらためて喜びをかみしめた。

 00年初演で、834回目。4月30日まで105公演を予定し、3月30日には故森繁久弥さん(享年96)が「屋根の上のヴァイオリン弾き」で達成した通算主演900回に並ぶ。福岡公演から故マイケル・ジャクソンさん(享年50)の振り付けで知られるトラヴィス・ペイン氏(40)の担当シーンが加わった。

 初演から見守ってきた森光子(91)の“応援写真”も届いた。「SHOCK」のチラシを高々と掲げた姿で先月22日に撮影。「自分が行くと迷惑が掛かるが、エールを送りたい」と考えたという。森の近影が公開されたのは昨年1月以来。光一は「無償の愛を感じております。森さんの思いも乗せてステージに立ちたい」と表情を引き締めた。

 

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