２３日にＮＨＫ放送センターで行われた記者会見には、中山、山田、知念の３人が姿を見せた。ちょっぴり緊張はしていたが、「心からうれしい」という抑えきれない喜びが３人の表情からはうかがえた。

　中山は会見で「急に（紅白出場を）聞かされて、テンパっちゃっているけれど、紅白に出られるなんて思っていなかったので、本当にうれしく思っています。最高です。頑張りたいと思います」とうれしそう。

　会見場に自分が今いるということについての感想を求められると、「あまり状況がつかめないというか、いま、ちょっと実感がわいてきた気がして、緊張してきました」。

　ＮＹＣのユニットは、今年６月にあった女子バレーボールワールドグランプリのスペシャルサポーターを務めており、「期間限定」といわれていた。

　質疑応答で、その点について問われると、中山は「ぼくは大阪出身で、久しぶりに２人に会えたことがうれしいですね。はい、そんな感じです。また、一緒にやれてうれしいです」と懐かしむように語った。

　「同じ事務所の先輩のアイドルたちが顔をそろえることで、衣装などをめぐり控えめにしなきゃとか、考えていますか？」と質問を投げかけられると、「まったく考えてはいないです。ぼくたちは負けないくらいに頑張ろうと思っているので、できる限り精いっぱいがんばろうと思います」と言い切った。

　山田は「ぼくたちが、紅白に出られると聞かされたのはお昼の１１時半で、ぼくたち何でここにいるんだろうと実感がわいていないんですが、出られることはすごいことだと思うし、光栄に思っているので、頑張りたいと思います」とあいさつした。

　その上で、「ＮＹＣ　ｂｏｙｓは期間限定といわれてきて、いつまでが期間かはぼくたちも分からないんですけど、いつまでもやれることはありがたいと思うので、この３人でやれるところまでやっていきたいなと思います」と話した。

　一方、知念は「学校の先生とか友達も見ていると思うので、その友達とかからいい言葉がもらえるように精いっぱい頑張りたいと思います」と抱負を語る。

　同じジャニーズ事務所の先輩に当たる５人組の嵐も初出場を果たしたが、知念は「ぼく、すごく『嵐』が好きなんですけど、同じタイミングでぼくたちが出られるのがすごくうれしい。ぼくたち３人で『嵐』にも負けない力で頑張りたいと思います。すごくうれしいです。さっき、（紅白出場の一報を）聞いたばかりなので（『嵐』のメンバーとは）連絡が取れていないんですけど、後で（『嵐』のメンバーの）大野君（大野智）にメールしたいなと思います」と白い歯がこぼれた。