close
找其他情報時意外發現的霸王別姬音樂劇評論。

對東山歌唱力頗有好評,這真是給少年對中原本唱功最弱的東山最好的鼓勵。(^^)

2008年3月19日  読売新聞

[評]さらば、わが愛 覇王別姫 (日本テレビ、Bunkamura)

はかなげな女形 東山が好演

 1993年のカンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールに輝いたチェン・カイコー監督の中国映画が、蜷川幸雄の演出によって、初めて舞台化された。映画の原作である香港出身の作家、リー・ピクワーの小説を下敷きに劇作家、岸田理生が生前、執筆した台本を使った。

 京劇俳優の養成所で育った女形、蝶衣(東山紀之=写真左)は「覇王別姫」の虞姫を演じ、一躍脚光を浴びる。蝶衣は兄と慕う覇王役の小樓(遠藤憲一=同右)に同性愛的な感情を抱くが、小樓は応えず、遊郭で働く菊仙(木村佳乃)と結婚してしまう。

 映画が3人の愛憎を軸にして、監督自身の体験に基づく文化大革命の恐怖と、彼の鋭い歴史観をあぶり出したのに対し、舞台版は「音楽劇」という位置づけ。流麗な歌で紡ぎ出す夢物語といった趣で、全体に淡い色調を帯びている。現実感の乏しい日本で、中国の史実を描くことへの配慮でもあろうが、叙事詩としてのスケールの大きさや迫力は失われ、もの足りなさも感じた。

 蝶衣と小樓が辛酸をなめた少年期のエピソードは大幅にカットされ、冒頭と幕切れの回想のみに圧縮。そのため、蝶衣が小樓に寄せる激しい恋慕の根拠が薄弱になったのが惜しまれる。民衆の糾弾に屈し、小樓が蝶衣や菊仙を裏切るクライマックスもやや唐突。個を徹底的に追い詰める群衆の狂気が伝わってこない。

 はかなげな立ち姿と安定した歌唱で女形を演じた東山の健闘が光るが、音楽劇と銘打つからには小樓、菊仙役に歌唱力を伴う俳優を配してもよかったのではないか。劇中劇の京劇や壮大な中国史と、日本的な詩情に包まれた歌詞、旋律との隔たりが、最後まで違和感を残した。音楽は宮川彬良。(坂成美保)

 ――31日まで、シアターコクーン。

arrow
arrow
    全站熱搜

    Massy 發表在 痞客邦 留言(1) 人氣()