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「不去意識世界,是世界在看我們」
果然像是光一會有的想法(^^)

「銀幕版 スシ王子!―」で映画単独初主演…堂本光一に本紙インタ

 KinKi Kids・堂本光一(29)の単独初主演映画「銀幕版 スシ王子! ~ニューヨークへ行く~」(堤幸彦監督)が19日、初日を迎え、東京・新宿ミラノ1で出演陣が舞台あいさつを行った。光一は本紙のインタビューに応じ、14年ぶりの映画出演となった今作への思いを告白。海外(米国)を舞台にした作品を経ても、「世界(進出)は意識しない」と常に根底にあるのは自分自身。華やかな世界を生き抜く上での、クールな哲学を語った。

 「みなさんの笑い声が聞こえて、ほっとしました」舞台上で初回上映を見終わった観客の笑顔を見渡しながら、表情を緩ませた。「すし+空手」の新感覚王子。笑いも満載の堤ワールドで、三枚目プリンス・米寿司(まいず・つかさ)を演じた光一は「監督に身を委ねて、楽しめました」と振り返った。

 映画への出演は94年の「家なき子」以来。昨年3~8月にドラマ版からぶっ通しで臨んだ撮影は、早朝から始まり徹夜になることも。「映画は瞬間的に生まれるものが大事」(光一)。直前にもせりふを足してくる監督の要求に、瞬発力で応えた。

 ハードな分、撮影の合間はとにかく休むのが光一流である。「10分でもスイッチを切って。休まないともたなかった。座って、うつむいて、ボーッとしてるだけ。昔からそういうスタンスですね」。

 すしの道を極めようとする司に対し、光一の考えは異なる。「積み重ねが大事だと思うんです。自分がやっていることは、常に追求っていうか。いろんな意味でスキルを勉強しなければいけないと思います。極めるというとちょっと違うかな。極められることは、この仕事にはないと思うんで」。

 高い意識を持って、今作では英語のせりふに挑み、ニューヨークロケも敢行。「世界」との距離感も近づいたはずだが「(海外進出への意識は)ないですね。そうなったら単純に喜びますけど。あまり目標を掲げないし。デカイ欲望はないですね」。

 キンキのライブではアジアを経験。主演舞台「SHOCK」も海外から観客が訪れるまでに成長した。「だから別に、国内に向けてとか、世界に向けてとか意識しながら仕事はしてないです」慎重に言葉を選ぶ心の中で、確固たる自信が芽生えつつあるのだろう。

 所属事務所のジャニー喜多川社長は日ごろ「海外進出というより、世界がこちらを見る感覚」を口にする。「その感覚なのかな、自分も。とにかく自分にできる表現をすべて出し切るようにしてます」エンディングを見れば、スシ王子もまだ道半ばか。「今は全然そこ(続編)に意識はいかないですけど。何かきっかけがあれば、監督がまたおもしろい企画を思いつくでしょうね」。

 ◆続編は今作しだい ○…北大路欣也(65)はあいさつの壇上で観客とそろいのはちまきを装着し、「スシ王!」の呼び声に「威厳あるでしょ」と照れ笑い。そのはちまきを譲り受けたKAT―TUNの中丸雄一(24)は映画初出演に「最高でした」の3連発。また、新たなアイデアを温めているという堤幸彦監督(52)は「みなさん(観客)次第です」と今作の興行成績いかんでは、続編の可能性もにおわせた。

 ◆「銀幕版 スシ王子!~ニューヨークへ行く~」 昨年のドラマ続編。スシ王子こと米寿司(光一)がシャリを極めるため、米ニューヨークへ。河太郎(中丸)とともに、源五郎(北大路)の店で修業を積むが、そこに魔の手が忍び寄る。

(2008年4月20日06時03分  スポーツ報知)



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