Oricon News 2013/3/23
東山紀之、時代劇“後継者”としての自覚「先輩たちのDNAを僕の中に」
少年隊の東山紀之が22日、東京・渋谷のNHKで行われたスペシャル時代劇『大岡越前』(BSプレミアムで3月30日スタート)の第1回完成披露試写会に出席した。昭和の名作時代劇が、東山主演で完全復活。「素晴らしい大岡裁きを見せられたら」と意気込み、「時代劇は日本にしかない素晴らしい文化、誰かがやらなくてはいけないのであれば、僕がやっていきたいと思う。この作品に刺激を受けた子どもたちに受け継いでいってもらうことも大切」と時代劇“後継者”としての自覚と意欲を語った。
『大岡越前』は俳優・加藤剛主演で、1970(年昭和45)年3月から1999年(平成11)年3月までの足かけ29年、TBS系で全402回、スペシャル1回が放送された。東山は故・藤田まことさんの後を継いで、『必殺』シリーズ(ABC・テレビ朝日系)にも主演しており、平成の時代劇スターのイメージも定着しつつある。東山も「いつでもオファーがくるような状況、自分を作って行きたい」と積極的な姿勢をみせた。
前の大岡越前を演じた加藤から「東山さんの大岡越前、大いに期待しています」とのメッセージが紹介されると、東山は「加藤剛さんの『大岡越前』を観て育ってきたので、そのイメージが頭の中にある。僕だけじゃなく、皆さんにもあると思うので、そのイメージを大切にしながらやっていきたい。先輩たちのDNAを僕の中に混ぜ込んで新しい形になればうれしく思う。存在感と日本語の美しさを大事にしていきたい」と意気込みを語った。
今回の復活劇には、京都・太秦の撮影所に、長年『大岡越前』などの制作に携わってきたスタッフが結集。東山は「中学3年の修学旅行で行った映画村のお白州で記念撮影をしたことがあった。30年ちかく経って、自分が演じることになるとは。勝手に運命的なものを感じた」と感慨深げに撮影を振り返っていた。
試写会には、らん方医・榊原伊織役の勝村政信、東山演じる大岡忠相のいいなずけ・雪絵役の国仲涼子、八代将軍・徳川吉宗役の平岳大も出席。勝村は「(TBS版の伊織役)竹脇無我さんを演じるのも大変です。無我さんに似ているねと言われ、喜んでいいやら悲しんでいいやら。非常にプレッシャーありますが、幸せな気持ちで演じさせてもらっています」と笑顔を見せた。
国仲は「東山さんの横に立つ芝居が多いのですが、横顔も正面から見た顔も後ろ姿さえかっこいい」と赤面。国仲と平はそれぞれ「ミスキャストと言われないようにがんばりたい」と話していた。
スペシャル時代劇『大岡越前』はNHK・BSプレミアムで3月30日スタート、毎週土曜午後8時より放送。初回のみ59分の拡大版。
「少年隊」の東山紀之(46)が22日、東京・渋谷のNHKで行われたBSプレミアムの時代劇「大岡越前」(30日スタート、土曜・後8時)の完成試写会に出席した。
東山は「中3の修学旅行で京都の映画村に行った時、大岡越前のセットのところに座って記念写真を撮ったことがあるが、30年たってまさか自分が座ることになるとは夢にも思わなかった」と話した。
同時代劇は加藤剛(75)主演で1970年から29年間、TBS系で放送された人気作。会見では、加藤からの「43年前の放送開始時の気持ちに戻ってオンエアを見るのが楽しみです。東山さんの大岡越前、大いに期待しています」との手紙も読まれた。
共演の国仲涼子(33)は、東山の大岡越前について「横顔もステキで、正面からもステキ、後ろ姿もりりしくてステキです」と照れながら話した。