日文對話錄 光「KinKiKidsっていう、ま、そういうグループが出来たっていうことを聞いて、
  松本さん、お書きになられた?」
隆「当然」
光「そうですか」
隆「でさあ、最初なかなかタイトル決まらなくて、一晩悩んでたんだよね。
  で、なんかさ、偶然テレビつけたら君たち出てきて」
光「あっあ、そうなんですか?」(笑顔)
隆「なん・・・壊れやすそうなんだけど、何かしたたかそうだなと思ってさ、
  じゃ、そういう歌にしようかなと思って、ガラスの少年って閃いて。
  で、それ閃いたらすぐ2~3時間でぱっとできちゃって」
剛「あ、すごいですね」
光「へーえ・・・でも何か、松本さんに頂いた詞っていうのは、
  どこかこう壊れそうな感じっていうのは常にあるなっていうふうに・・・」
隆「青春ってそうだと思うのね」
光「はい」
隆「乱暴に扱うとすぐ壊れちゃうみたいな。でもあんまり大事にしすぎても」
剛「そうですね」
隆「面白くない。その壊れやすさが面白いみたいなさ。
  で、みんな痛いわけよ、大人になってくっていうときはね」
剛「うん」
隆「その痛みを怖がってはいけないみたいなさ」
光「んー」

 ♪硝子の少年(映像→98年10月NHKアイドルスーパーステージ)

光「こう、どこか危うい、壊れやすいって」
隆「うん」
光「おっしゃいましたけど、松本さんからそういう歌を僕らに歌わせようってことは、僕らをそういった感じで」
隆「うん」
光「・・・部分っていうのはあるんですかね?」
隆「いわゆる繊細そうだしさ」
光「ええ、ええ、ええ」
剛「まあ自慢げに言うわけじゃないですけど、ほんと地味ですからね、ふたりとも」
光「実はね」
剛「はい、まあ」
隆「僕も地味ですよ」
剛「でもなんかこうやっぱ、いざっていうときにこう内面から何かを出すっていう快感を
  多分(3人を示し)共通でみんな持ってんのかなっていうか」
隆「そうね」
剛「あの、内に秘めた自分の本当のね、自分を、ばって出すあの瞬間がほんと
  快感だったりするなあっていうのもやっぱありますよね」
隆「うん」
剛「うーん」
隆「落差が激しいほど、あの、面白いよね」
剛「うんうん」
隆「人間として、ね」
剛「うーん」

 ♪ジェットコースターロマンス(2000年8月ポップジャムサマースペシャル)

 ♪ボクの背中には羽根がある(2001年3月ポップジャム)

 ♪スワンソング(2010元旦? 東京ドーム)

光「まあ一般的には、まあ僕らは、こう、アイドルとして」
隆「うん」
光「こう、見られている方も多いと思うんですけど、ま、そういう・・・人に詞を書くにあたって、
  意識はされるものなん・・・?」
隆「少しはするけどねえ」
光「うーん」
隆「一応、依頼が来るわけで」
光「はい」
隆「依頼する方は売れて欲しいわけだから」
剛「うん」
隆「でもなんか、やっぱり、売れればいいってだけのもんでもないじゃない?」
剛「まあそれは、ほんと、そうですね」
隆「なんかやっぱ生きた証ぐらい残したい、みたいなさ。
  君たちも残したいだろうし、僕も残したいみたいな、そしたらやっぱり・・・」

隆「スワンソングってやっぱ美の極致だと思うのね」

 *アンナパヴロワの『瀕死の白鳥』の映像

隆「鳥が死ぬ間際って、やっぱ美しいんだと思う。一番綺麗でね、一番綺麗な声で鳴く」
光「ええ、ええ」
隆「でさあ、人間て一番大事なのはやっぱそういう時だよね」
光「うーん」
剛「うん」
隆「ほんと、終わりよければ全てよし、でさ」
光「あはは」
隆「そういう時に後悔したくないじゃない
剛「そうですね」
光「あの曲こそほんっとに
隆「極致
光「それはすごく感じて」
隆「あれは、だからね、僕がやりたいことの、ある意味の極致だからさ
光「うーん」
隆「最も美しいもの、やってみたかったから
光「んー」
隆「ていうかさ、俺らぐらいの歳になると、もう、何ていうの、・・・惰性じゃないわけ。
  もう一個一個、これが最後でいい、みたいなさ」
剛「んー」
光「ああ」
隆「もうなんかさ同世代が、二人、この3年ぐらいでさ、車椅子になっちゃったわけ」
光「ええ」
隆「そういうことなわけよ、人間ていうのは。
  もう、どれが最後でもいいように自分のプライドをそこに注ぎ込まないといけない。
  どれが遺作になってもかまわないっていう」

 ♪スワンソング(2010元旦? 東京ドーム)
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