東京新聞特地為了睽違15年再度拍攝的『必殺仕事人2007』
做了主演者--東山的深入專訪。

2007年7月1日 東京新聞朝刊

「大ファンで、よくまねをしてました。だから出演の話は正直、驚きでした。『ムコ殿!』と呼ばれて本当にうれしかった。本物の『必殺』に参加しているって感じがしましたね」

 十五年ぶりに復活する「必殺仕事人2007」(テレビ朝日、今月7日夜9時放送)で、主人公の南町奉行所の見回り同心・渡辺小五郎を演じる。藤田まこと演じる南町奉行所の見回り同心・中村主水(もんど)らが市井の人々の“晴らせぬ恨み”を晴らす「必殺」シリーズの最新作。ドラマ四十九作品、映画九作品を連ねた名作を引き継ぐ。

 物語は主水(藤田)の後任として小五郎(東山)が見回り同心に着任するところから始まる。小五郎は、主水同様うだつが上がらず、家では出世を願う嫁・しゅうとめに逆らえない婿養子だが、裏の顔は人々に代わって復讐(ふくしゅう)を請け負う「仕事人」。老舗の米問屋の火事をめぐる陰謀に、仕事人仲間の涼次(松岡昌宏)らとともに立ち向かう。

 「悪のやっつけ方が心地よい。世の中、理不尽なことが多いが、見た人たちに、すっきり感を味わってもらえる」というのが自身の「必殺」評。「表の顔から仕事人という裏の顔になる瞬間の目は、表現するのが本当に難しかったが、自分の軽い面と重い面、陰と陽が表現できればインパクトを与えられると思った。『ほかに誰か』という時、『そういえばいないね』と言われたい」とも。伝説化した人気シリーズへの出演も、プレッシャーとはならなかったようだ。

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 中学生でジャニーズ事務所に入り、その後「少年隊」としてデビュー。そのダンステクニックと甘いルックスが人気を集めた。以降、舞台やドラマ、バラエティーの司会など幅広く活動している。

 時代劇の出演も数多い。TBS「源義経」(90年)の義経、TBS「大忠臣蔵」(94年)やNHK大河ドラマ「元禄繚乱」(99年)の浅野内匠頭、テレビ朝日「白虎隊」(07年)の松平容保…。ジャニーズ事務所では、時代劇出演の先駆者的存在だ。

 自身も、芸能活動の大きな転換点の一つにテレビ朝日のドラマ「新撰組」(87年)の出演を挙げる。演じたのは沖田総司。その後、近藤勇役だった松方弘樹に誘われ、松方が企画した「源義経」にも出演することになった。「刀の差し方も、着物の着方も分からない状態から松方さんにお世話になった。あれがなければ今回の『必殺』に結びつかなかったでしょう」と振り返る。

 さらに、時代劇の重鎮たちに接した経験も有益だった。里見浩太朗には、そばにあったティッシュにさまざまなまゆを実際に描いてもらい、まゆも役によって変えるのだと知った。故・若山富三郎さんには「立っている時の手はどうする?」と質問された。正解は「小指だけ握るんだよ」。そうするとだらしなくならず、変な力みもない自然な立ち姿になるのだと教わった。

 すらっと伸びる容姿からは、日々のトレーニングと徹底した体調管理がうかがえる。“手抜き”はしないのかと聞くと「メッキははがれる。それなら本物の金になろうとした方がいい。意地でもよじ登ってやるという負けず嫌いな性格なんです」。

 昨年で四十歳を迎えたが、ファンにはこれからも驚きを与え続けたいと語る。

 「ファンに喜んでもらえるのが、僕の喜びなんです」

  (安食美智子)

☆3つの質問

<1>幸せを感じるとき

舞台を終え帰宅して、湯船につかって、水をクーッと1杯飲んだ時。ビールじゃないところがいいでしょ。自宅に一人でいる時はお酒は飲みません。

<2>俳優になっていなかったら

体育の先生。目指していたんです。小学生の時に授業を受けた先生がとてもよかったから。

<3>無人島にひとつだけ持っていくなら

未来の嫁さん。

 ひがしやま・のりゆき 1966年9月30日、神奈川県生まれ。小学校6年の時にジャニーズ事務所のスカウトを受け、82年、錦織一清、植草克秀とともに少年隊を結成し、85年に「仮面舞踏会」でレコードデビュー。

 個人でも俳優・歌手としてテレビ、舞台で活躍。2001年、ミュージカル「クリスマス・ボックス」の演技で、芸術祭賞優秀賞を受賞。最近では日本テレビのドラマ「喰いタン」で食いしん坊の探偵役を好演し、人気を集めた。


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ヒガシを「必殺仕事人」の後継者に指名  

東山紀之(40)が藤田まこと(74)から「必殺」シリーズの後継者に指名された
15年ぶりに放送されるテレビ朝日系スペシャルドラマ「必殺仕事人2007」(7日午後9時放送)の完成報告会見が2日、東京・六本木の同局で行われた
復活版は東山を主演に迎え、73年のシリーズ第2弾から人気キャラクター中村主水を演じる藤田も健在。
これにTOKIO松岡昌宏(30)と関ジャニ∞大倉忠義(22)のジャニーズ勢が加わる豪華版となった。
藤田から「『必殺』はブランドですからしっかり受け継いでもらいたい」と後継に指名された東山は「そのつもりでいました。今回あらためて思いを強くしました」。
時代劇の経験も豊富で、藤田からは「ベテランですから何にも心配ない」と太鼓判を押された。
30回に及んだ同シリーズは92年に終了。
今回はジャニーズトリオを迎え、世代交代を印象づける。
関係者は「反響しだいでシリーズ化の可能性も十分」と話す。
藤田も「ほかのドラマ放送枠を削って10本20本と放送してほしい。未来永劫続けばいいなと思います」と冗談交じりに願望を語った。

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