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不要懷疑,就是知名漫畫家的那位高橋留美子。
mitsuo很喜歡她的作品,不論長篇短篇,只要是高橋留美子的漫畫家裏都有一套。
真沒想到會從高橋留美子的口中聽見東山的名字,而且還跟霸王別姬有關,
能讓漫畫大師如此中意,真是開心

9日の読売新聞夕刊に掲載されていた、
高橋留美子インタビューがYOMIURI ONLINE(読売新聞)に掲載。
高橋先生「最近のお気に入り」は

(1)阪神タイガース
(2)髭男爵
(3)鳥居みゆき
(4)ガラスのカエル
(5)『孤独のグルメ』(原作:久住昌之・画:谷口ジロー)
(6)シャトルシェフ
(7)シークヮーサー
(8)宮古島の塩 (這一項其實也讓mitsuo眼睛一亮/笑)
(9)しゃばけ
(10)「さらば、わが愛/覇王別姫」
讀賣新聞夕刊2008/8/9

高橋留美子展~ It's a Rumic World~ 
高橋留美子さんインタビュー


 

 漫画の神に愛された漫画家、高橋留美子。「うる星(せい)やつら」から「犬夜叉(やしゃ)」まで、世代を超えた大ヒットを生み続け、漫画界のみならず、1980年代以後のサブカルチャーに多大の影響を与えてきた。今年デビュー30周年を迎え、魅惑の〈るーみっくわーるど〉は、ますます輝きを放つ!

少年漫画界の顔デビュー30周年


めぞん一刻「地雷だらけの響子さん嫌いじゃないです」
一刻館みたいな建物が、大学のころ住んでいた中野にあったんですよ。取り壊されて残念。


犬夜叉「一度メロドラマやりたくて」
手塚先生の「どろろ」に影響を受けたと思う。日本古来の妖怪はあまりモンスター的でないので、出てくる妖怪はかなり「捏造(ねつぞう)」しました。


らんま1/2「女の子の読者が増えてきた」
男の子から女の子への変身ものをやりたかった。その時、銭湯ののれんが頭の中をふとよぎって、「これだ!」と。


うる星やつら「ラムはゲストキャラのつもりだった」
ラムみたいに明るく裏表のない性格は、自分からはかけ離れていますね。

 東京・練馬の仕事場を訪れた時、「週刊少年サンデー」でおよそ12年間も連載が続いた「犬夜叉」の完結まで、あと数回というところだった。ところが、「(ヒロインの)かごめを最後にどうするか、まだ見えてないんですよ」と思案顔。

 「週刊連載は、『次週どうなる!』ってアドリブ的な部分が大切なので、あまり細かく先を決めないんです。キャラクターの特性に合わせ、自然に話が動いていく感じなんです」

 現代の中学生、日暮かごめが戦国時代にタイムスリップし、半妖(半分妖怪)の犬夜叉や仲間とともに、邪悪な敵・奈落に立ち向かう。痛快冒険活劇を基調としながら、相当に大人っぽい愛憎や人間のドロドロした部分もシリアスに描き切り、新境地を開いた。

 「今回はお笑いじゃないんだと読者にわかってもらうのに、けっこう時間がかかって。一度、因縁話というか、メロドラマをやりたかったんです」

 もう一つ、今回は男性キャラクターを見てほしかったという。「これまで、女の子キャラばかり注目されてきたので……。だから犬夜叉や兄の殺生丸は、描いていて飽きなかった」

 しかし何と言っても、強烈だったのは奈落。何度もグロテスクに姿を変える不死身の怪物で、高橋作品には珍しい陰湿きわまる“悪”だった。

 「世界征服とか、私にはピンとこない。『恋敵をネチネチいじめたい』という方がわかりやすいじゃないですか。支配より破壊、『みんな死んでしまえ』というのが奈落。本当は、だれかに愛されたかっただけかもしれませんけど」

 現実にも、奈落みたいなやつが増えてませんか?

 「うーん……。現実の方がずっとヘビーなので、漫画とは切り離して考えています。ただ、そういう事件は、必ず弱いものが犠牲になるので、許せないなぁって思います」

 同世代の記者にとって、女子大生作家・高橋留美子のデビューは衝撃的だった。「うる星やつら」のシュールなドタバタ、濃厚なSFテイスト(※1)、テンポのいい掛け合い、それに何より、宇宙から来た鬼娘ラムの凶悪なまでの色っぽさに、体に電流が走った(文字通り!)。

 「いや、当時は露出過多とも思わず、普通にやっちゃったというか。髪形とかコスチュームを10通りくらい考えて、これがベストだと自分で思ったんですよ。最初はゲストキャラのつもりだった(※2)ので、あれほど人気が出るとは思いませんでした」

 大学卒業後、創刊されたばかりの「ビッグコミックスピリッツ」で「めぞん一刻」を並行して連載。「女性管理人と下宿人の恋」という名パターン(※3)を編み出す。高橋作品で新鮮だったのは、男女の力関係が逆転していることで、ヒロインが強くたくましく、男の子がマゾ的に振り回されることが多い。1980年代は「ラブコメの時代」(※4)でもあったが、高橋さんによって、若い男性読者が内なる「オトメ心」に気づかされたのでは?

 「その辺、自分ではよくわからないんですが……ただ、私がデビューしたころから、漫画は『何でもあり』になったし、読者も堂々と漫画を読める時代になった。そんな気がします」

 今でこそ少年誌で描く女性作家は珍しくないが、高橋さんの息の長さはケタが違う。「うる星」が連載9年、「らんま1/2」も9年、「犬夜叉」が12年。読者の入れ替わりが激しい少年誌で、30年間もトップを張る偉業は、かの手塚治虫すらなし得ていない。

 新潟の実家は産婦人科医。幼いころから、兄の影響で「少年サンデー」を読んでいた。赤塚不二夫の「おそ松くん」、藤子不二雄(当時)の「オバケのQ太郎」、そして手塚治虫の「バンパイヤ」に夢中になった。

 「だって、主人公が狼男でしょう? どストライクですよ!」

 一度だけ少女誌に短編(※5)を描いたことがあるが、難しさを思い知ったそうだ。「ビッグコミックオリジナル」でペーソスあふれるおじさん連作(※6)も発表しているが、あくまで主戦場は少年誌。「読者がついてきてくれる限り、小中高生のための漫画にこだわりたい」と語る。

 「ただ、『らんま』のころから女の子の読者が増えて、ものすごく手紙をくれるようになった。『犬夜叉』もそうでした。次の作品は、もっと男の子にも読んでほしいんですけどね」

 仕事場には、ファン手作りの「こたつ猫」や「錯乱坊(チェリー)」ダルマとか、焼きそばののぼりとか、よくわからない不思議なものがいっぱい。まるで異空間の縁日のようで、高橋ファンにはたまらない。

 「私がこういうのが好きそうだと、贈ってくださる人がいて……いや、嫌いじゃないんですけど」

 そう、あの一刻館で毎夜繰り広げられるドンチャン騒ぎのように、留美子ワールドは基本的に「ハレ」の世界。いつまでも子供心を失わない。だから、何度でもそこへ帰りたくなる。

 「笑ってもらっても、泣いてもらってもいいんですが、読者にはリラックスしてほしい、とにかく楽しんでほしいというのが一番の願いです」

※1 とくに筒井康隆、平井和正のSF小説が好きで、「こういう風に漫画が描けないか」とデビュー前から考えていたという。
※2 当初、諸星あたるの未来の結婚相手は同級生の三宅しのぶだったが、ラムの人気が出てヒロインの座を奪ったため、連載の最後でややこしいことに。
※3 これ以後、「一刻系」ともいうべき類似の設定が、他のオタク系作品でよく見られるようになる。なお、響子さんの性格については「どこに地雷があるかわからない性格、嫌いじゃないです」。
※4 柳沢きみお「翔(と)んだカップル」、あだち充「みゆき」「タッチ」、原秀則「さよなら三角」など、少年誌で多くの傑作が出た。
※5 「スリム観音」(「プチコミック」1991年)。「少女漫画の描き方がわからないので、アシスタントに聞いたりしました」
※6 「Pの悲劇」「専務の犬」など中年サラリーマンを主役にした連作。「高橋留美子劇場」として評価が高い。

高橋留美子(たかはし・るみこ)
 1957年新潟県生まれ。日本女子大在学中の78年、「勝手なやつら」で小学館新人コミック大賞佳作。同年、「週刊少年サンデー」で「うる星やつら」を連載。80年、「ビッグコミックスピリッツ」で「めぞん一刻」を連載。87年から「サンデー」で「らんま1/2」、96年から「犬夜叉」を連載。その他の作品に「1ポンドの福音」「人魚シリーズ」「高橋留美子劇場」など。小学館漫画賞など受賞多数。

 高橋さんに「最近のお気に入り」をジャンルにこだわらず10点挙げてもらいました。意外な一面が見えるかも……。

《1》阪神タイガース 高橋さんの虎キチぶりはつとに有名だが、1973年のペナント最終戦で巨人に敗れて優勝を逃して以来、ショックでしばらく「スリーパー(休眠)状態」に。だが、上京後に読売新聞を取り始め、現在も購読中。「記事が読みやすいし、変えるのが面倒くさかったので」。メガ字、どうですか?「私も助かってるし、田舎の母も大喜びしています」

《2》髭男爵(ひげだんしゃく) お笑い通の高橋さんが最近注目している漫才コンビ。貴族と召し使いの扮装(ふんそう)で、ワイングラスを掲げて「ルネッサーンス」と言うギャグで人気。「ツッコミが乾杯っていうところが、結構新しいかな」

《3》鳥居みゆき 同じくお笑いの世界で、「今すごく気になっている」そうだ。

《4》ガラスのカエル 高橋家のトイレの一角を占領しているかわいいやつら。「ちょこちょこ集めていたら、なんとなくやめられなくなって。アシスタントにもらったものもあります。カエルがとくに好きってわけじゃないんですが……コマコマした小さいものが好きなのかも」

《5》「孤独のグルメ」 久住昌之原作、谷口ジロー作画。「月刊PANjA」に連載された異色グルメマンガで、この4月に描き下ろしを含めた新装版が扶桑社から出た。「ただご飯を食べるだけの話なんですが、本当に絵がうまいんで、癒やされます」。他の作家のマンガでは、うすた京介「ピューと吹く!ジャガー」やあずまきよひこ「よつばと!」などもお気に入り。

《6》シャトルシェフ 真空保温調理器。火から下ろした後も余熱で材料を煮込み続ける。「ヒマな時はけっこう自分で料理します。兄嫁にもらったんですが、これでラタトゥーユとか煮豚を作ります」

《7》シークヮーサー 「近所のスーパーで買うんですが、ポン酢などを作るときに重宝しています」

《8》宮古島の塩 沖縄の宮古島へはここ数年、秋になると旅行しているという。「そうすると、塩とか調味料を買ってくるんですよ」

《9》「しゃばけ」 畠中恵のファンタジー時代小説。新潮社刊。「畠中さんは読みやすいから好き。あと作家で好きなのは、京極夏彦さんですね」

《10》「さらば、わが愛/覇王別姫」 オリジナルは、京劇役者の愛憎を描いた香港映画。今年3~4月に日本版舞台が上演された。「最近観(み)た舞台では出色。主演の東山紀之さん、蜷川幸雄さんの演出がすごく良かったです」

文・石田汗太 撮影・川口正峰

「高橋留美子展~It’s a Rumic World~」
(読売新聞社、小学館主催)

© 高橋留美子/小学館
 

 7月30日~8月11日、松屋銀座8階大催場。

 描き下ろしを含む「うる星やつら」「らんま1/2」「犬夜叉」などの原画約150点、人気作家34人によるラムちゃんイラストの原画を初公開。そのほか「めぞん一刻」管理人室の再現、一刻館模型の展示など。入場料は一般1000円、高大生700円、中学生以下無料。問い合わせ=松屋銀座(03・3567・1211)。

 

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