蜷川幸雄演出、東山紀之・生田斗真主演で同一キャスト交互上演が話題の『ミシマダブル「サド侯爵夫人」「わが友ヒットラー」』が2日、Bunkamuraシアターコクーンで開幕した。
同日に行われた『サド侯爵夫人』フォトコール後の囲み取材では、劇中の華麗な衣裳や宝石を身にまとい、つけまつげや口紅などといった“女性”(さながらの)メイクを施した東山と生田が登壇。
『さらば、わが愛 覇王別姫』以来2度目の蜷川演出作品となる東山は、「こういったチャンスを与えてくださる蜷川さんとまたご一緒でき、(生田)斗真とも一緒に高みを目指せる機会ですし、うれしいですね」と、同じ事務所の後輩でもある生田との舞台初共演の意気込みを語った。
そして初の蜷川演出作品に挑む生田も「(女性らしい歩き方などの所作を)稽古中からずっと練習してなんとか身に付きました」と、同じく初挑戦の女性役に自信をのぞかせていたが、交互上演となる『わが友ヒットラー』について問われると、とても男らしい真逆の設定に「(切り替えが)大変です!」と東山と口をそろえていた。
また、共演の平幹二朗と木場勝己についても、「稽古でもずいぶんと助けていただいています。何か思ったことがあったら平さんと木場さんに質問に行くのがパターンになっていて、とても心強いです」(東山)と、強い信頼関係で結ばれたベテラン俳優陣との絡みもみどころだ。
これまでに類を見ない企画設定と、それを体現する豪華俳優陣による『ミシマダブル』は、3月2日まで同劇場で。3月8日~20日まで大阪・シアタ—BRAVA!で上演予定。
ミシマダブル 三島×MISHIMA vs 蜷川
『サド侯爵夫人』『わが友ヒットラー』
【スタッフ】作=三島由紀夫 演出=蜷川幸雄
【キャスト】東山紀之/生田斗真/木場勝己/大石継太/岡田正/平幹二朗
*大石、岡田は『サド侯爵夫人』のみ出演
■東京公演
2011年2月2日(水)~3月2日(水)
・会場=シアターコクーン
・料金=全席指定S席11,000円/A席9,000円/コクーンシート6,000円
・お問い合わせ=Bunkamura TEL.03-3477-3244
■大阪公演
2011年3月8日(火)~20(日)
・会場=イオン化粧品 シアタ—BRAVA!
・料金=全席指定S席11,000円/A席9,000円
・お問い合わせ=キョードーインフォメーション TEL.06-7732-8888
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